Suinas Consulting 株式会社

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セルサイドデューデリジェンス (ベンダー・デューデリジェンス)

M&Aにおいて、売り手企業が自社の価値やリスクを事前に調査・整理するデューデリジェンスのこと。

ベンダー・デューデリジェンス(Vendor Due Diligence、VDD)とも呼ばれます。通常、デューデリジェンスは買い手側が実施しますが、セルサイドDDは売り手側が主体となって行います。その目的は、自社の問題点を事前に把握し、M&Aプロセスを円滑に進めることにあります。事前にリスクを特定し対策を講じておくことで、買い手候補からの急な質問や指摘に迅速かつ的確に対応でき、交渉を有利に進めやすくなります。また、複数の買い手候補に統一された情報を提供できるため、比較検討が容易になり、M&Aプロセスの透明性と効率性が高まります。

セルサイドDD報告書は、買い手側がデューデリジェンスを行う際の負担を軽減し、結果としてM&A成立までの期間短縮にも繋がります。特に、オークション形式で売却を進める場合に有効な手法とされています。

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